Yoi Yoi Blog

創業100年 世界銘酒専門店 吉田屋のスタッフブログです。

ご褒美

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宝山をつくる西酒造の現当主の西陽一郎氏が作った、まったく新しい芋焼酎「酒酒楽楽(しゃらく)」のご紹介。

お歳暮シーズン到来!

当店にも連日、お歳暮やお年賀のお酒を探しに来られます。話をお聞きするとその内容も様々で、ご自身でお持ちになる方や宅急便で発送される方、実家の家族に贈られる方や上司やお世話になった方へ贈る方、相手が欲しいお酒が分かっている方や分からない方、高価なお酒を贈られる方や本数を沢山贈る方、本当に様々です。

そんな中、「相手に贈る」のではなく、「自分に贈る」方もいらっしゃいます。「自分へのご褒美」のお酒を探されている方もこの時期多くご来店されます。自分のお好きなお酒を選ばれる方もいれば、飲んだことのないお酒を選ばれる方や、高価なお酒を買っていかれる方やとにかく沢山の本数を買っていかれる方もいらっしゃいます。それは相手に贈るお酒と一緒で、悩みに悩んでいらっしゃいます。
むしろ、相手に贈るお酒よりも悩んでいらっしゃる方の方が多いような感じがします。そして手にしてからまた棚に戻され、違う棚へ移動されたり、お酒をじっと見つめたりして・・・。

そういう方に「そのご褒美のお酒は、誰かと一緒に飲むのですか?」と尋ねると、多くの方は「いいえ、一人で飲みます」とお答えになります。
その「一人で飲みます」という言葉に感じたことは、今年1年、自分が頑張ったことへのご褒美。好きなお酒を飲みながら、美味しいものを食べて、時間の許す限りお酒と共に過ごす。お酒を堪能すると同時に1年の様々な考えや思いを振り返り、来年への準備をする。だから「ご褒美」とは「今を振り返り、次への準備」に必要なものだと思いました。そして、お酒がご褒美ではなく「お酒と共に過ごす時間」がご褒美だと気づきました。

西酒造 日本芋焼酎「酒酒楽楽」のご紹介

西酒造 日本芋焼酎「酒酒楽楽」*これでしゃらくと読みます。
これは宝山をつくる西酒造の現当主である・西 陽一郎氏が作った、まったく新しい芋焼酎。
この焼酎は原料となる薩摩芋を厳しく選定し、そして磨き、酵母にはワインをつくる時に使う「ワイン酵母」を使うそうですが、まだまだ秘密な工程を経てつくられるそうです。
アルコール度数は40%。年間で約2000本だけしかつくることができないそうです。

宝山で有名な西酒造の全景
[西酒造の全景写真]

見た目はこんな感じです。
とても焼酎のボトルとは思えない、まるで高級ブランデーを思わせる風格のボトルに入っています。

高級ブランデーを思わせる風格のボトル

気になるその香味はと申しますと、芋焼酎とは思えない、完熟したフルーツの香りから始まり、複雑な含み香が口の中いっぱいに広がっていきます。それは何とも言えない、優雅さに包まれています。
こんな話があります。とある有名なワインソムリエさんが西酒造にて、焼酎のブラインド(銘柄を隠して)テイスティングをしたそうです。そこで言った一言、
「この中に焼酎ではないものがありますね?どこのグラッパですか?」と。

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より美味しいものをつくるという作り手の使命。この焼酎を飲んだ時、西 陽一郎氏はやはり「職人」だと思いました。

そんな酒酒楽楽は、専用グラスがついております。なんとそのグラスは真っ黒。
これには意味があります。
真っ黒のグラスに液体を注ぐと、その注がれた液体は見えないのです。量も色も。
分かるのは香り。そしてその味。
西 陽一郎氏曰く、「視覚を奪うことにより、その他の五感がより敏感になり、よりそのお酒を深く楽しむことが出来る」と。

酒酒楽楽は、五感を楽しませてくれる焼酎です。そして、グラスに入れてから飲み干すまでに沢山の時間を費やします。時間や温度の変化によって変わっていくその香味。中身が見えなくなることでゆっくりとそのお酒を楽しむことが出来ます。
まさに「時間を司る蒸留酒」。
西酒造 酒酒楽楽、贈り物にも最適ですが、ご自身へのご褒美にも最適なお酒です。
*ちなみに去年、私は自分へのご褒美に購入しました。散々迷ったあげく。

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