新潟県・猪又酒造へ蔵見学 (2019/2/10・11)

蔵見学日記 新潟県・猪又酒造編

こんにちは! 吉田屋です。
前回と同じく「日本酒赤ちゃん」の私が今回の記事も担当します。

前回の記事はこちら
yoi-yoi.hateblo.jp

というのもタイトルの通り、私の人生において初めての酒蔵見学へ行ってきました!
場所は新潟県・猪又酒造。淡麗辛口の「月不見の池」です。
入社して初めての社員研修。インドアな私はあまり遠出をしないので、新潟県へ行くのも生まれて初めて。妄想と期待を大きく膨らませ、いざ当日を迎えました。

酒屋さんの社員旅行

専務の運転するマイクロバスで猪又酒造へと向かいます。
高速道路を走りながら、出発してすぐはみんなで、「天気もよくて暖かくて良かったねー」なんて話していましたが、少し景色から目を離し、うたた寝から目を覚ますと窓の外にはホイップクリームのような雪がドッサリ!
川端康成の「国境の長いトンネルを抜けると雪国であつた」がいかに過不足なく美しい一節であるかを痛感し感動していると、どんどんどんどん雪深くなり、名古屋では考えられないような大きい雪がジャンジャン降っていました。
少し荒れている日本海を眺めていると、ほどなくして「清酒 月不見の池」の看板が見えてきました!
昔ながらの趣のある建物を目の前にして、(おお~、ここで酒を造っているのか……吉田屋の看板酒として毎日毎日当たり前に売っている酒だったし、もう少し近代的な工場のような場所を想像していたな……)なんてことを思っていると中から蔵人さんが出てきてくれました。

月不見の池 酒蔵全景

月不見の池 酒瓶

暖かいお部屋に案内して頂き、暖かいお茶とお菓子をいただきながら談笑も交えつつ、どういう風に酒を造っているか写真とともに説明をしていただきました。
フムフムなんていいながらその話を聞いていましたが、実際のところ私の知識ではほとんどついていけず……。
しかしながら猪又酒造のスタッフは全員で9人程度。そんな少ない人数で酒造りをしている凄さや、酒瓶のラベルも一枚一枚手貼りという細やかな作業の凄さはひしと伝わり、驚かずにいられませんでした。

月不見の池のラベル

蔵見学に行く前は、(これで日本酒づくりについてマスターしてやる!)と意気込んでいましたが、実際のところはやっぱりまだまだ変わらず「日本酒赤ちゃん」です。

でも!

そのあと実際に作っている場所へと案内してもらい自分の足で蔵人さん先導のもと歩いていると、まさにここで酒づくりをしているのが見て取れる帽子や手袋が干してあったり、社訓のような看板が掲げてあったり。

標語:仕事は安全第一/蔵内は清潔第一

ほかにも神棚があったり、お守りが貼ってあったりと、ひんやりと寒く冷たい空気とともに感じる「酒づくりの空気」を全身でひしひしと感じ・受け止めながら突然、【杜氏さんや蔵人さんたちにとって酒づくりとは確かに「仕事」であるのだと思うけれど、その「仕事」という言葉や概念を越えた場所で酒をつくっているのだなあ】と、脳みそに閃光が走ったかの如く、そんな事を閃き思いました。
自分が、そんなことを思えたことが驚きでしたが、あの場所と空気がまさに「教えてくれた」のだと私は思います。

急勾配な階段
そのあとこの急こう配な階段をへっぴり腰で上り、
(酒づくりの時、蔵人さんたちは蒸した米を担ぎ走りながらこの階段を上り下りするらしいです。木造で揺れますし、私はただ上るだけでも非常に怖かったのですが、みなさん涼しい顔で「怖いって思ったことないです」とおっしゃっていました……)

もろみ
特別にもろみの味見をさせて頂きました!
この急こう配な階段からよいしょとタンクが並ぶ場所へ行くのも恐怖。
観覧車が乗れないほどの高所恐怖症の私は思わず「もういいです降ります……」と四つん這いになりながら階段を下り切ろうとしたのですが、「こんな機会はないんだから!」と檄を飛ばされ、確かにと決死の覚悟でタンクの並ぶ場所へと、みんなに引っ張られながら進みました。

もろみすくう
初めて飲んだもろみは、カルピスのようなミルキーでほんのり甘い、乳酸菌飲料を思わせる味でした。これがあのスッキリ!キレ!な月不見の池になるのだから不思議……と、いまだ日本酒赤ちゃんの私は知識のない頭で思ったのでした。

もろみ
これがタンクの中のもろみ。
もろみの説明はコチラ

そのあとみんなで酒の試飲・飲み比べをしました。
私は呑気に「これ美味しいね~」なんて言いながら飲んでいましたが、社長はじめ専務や常務たちは蔵人さんたちと仕事の話を進めていました。

月不見の池の試飲会

話がまとまったところで私たち吉田屋一行は一足先に旅館へ。
旅館の玄関でも猪又酒造のこも樽がお出迎えしてくれました!
新潟県、本当に寒いので早速温泉にも入りました!

こも と 秘湯

夜は猪又酒造の人たちも迎えて宴会!
再び月不見の池を味わいながら美味しいお料理を頂き、蔵人さんや吉田屋のみんなとも杯を交わしながらゆっくり話をしました。

宴会

初めての体験とたくさんの美味しいお酒のおかげで夜はグッスリ。
次の日、朝起きてまず温泉へ! 朝食をたくさん食べて、専務の運転するマイクロバスで今度は名古屋へと出発です。
途中、猪又酒造さんへご挨拶に寄りました。みんなで集合写真を撮り、しっかりと思い出の一枚を残しました!

集合写真

今回の酒蔵見学を通して、何も理解はできなかったかもしれませんが、たくさんのことを感じることが出来ました。今まで当たり前に売っていた・飲んでいた月不見の池も、次の日なんだかちょっと違うような雰囲気を醸し出しているように見えました。
酒を知る・酒を学ぶとはもしかしたらこういうことなのかも……! と、気づくことが出来た、実に有意義な社員研修でした!

月不見の池(猪又酒造)