Yoi Yoi Blog

創業100年 世界銘酒専門店 吉田屋のスタッフブログです。

最近久しぶりに日本酒を飲んで感じたこと

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こんにちは、こんばんは。リリーです。
最近はワインベイビーとして活動(?)をしているリリーですが、最近久しぶりに日本酒を飲んだ時に自分の中でのアップデートを感じたのでここに記しておきます。

リリーは日本酒を飲むとき、まずは香り、そして含み香を確かめます。正しいやり方とは絶対的に違うと思いますが、口に含んで「んふー」ってやったときに感じる香りをリリーは含み香としています。笑
その次に口のいたるところに酒を当てて、味わいや口当たりを確かめる。そして喉越し、余韻を感じます。
こうやって飲み終わった後、今までは酒の味わいのことばかり思いを巡らしていましたが、近頃なぜかひとしきり味わいについて瞑想したあとに、こう思うのです。

「この酒にあう料理は何だろう?」

と。
リリーちゃん、どうやらマリアージュの世界へ到達したようです。もちろん、まだまだ入口ですが。
マリアージュという言葉、大好きなんですよね。吉田屋へ入社した際、マリアージュという言葉の意味が分からずウィキペディアで調べたところ、文章が美しすぎて度肝を抜かれました。

フランス語で「結婚」のこと。→結婚
※フランス人はしばしば、もともとふたつで別々だった存在があたかもひとつの存在のように調和した状態になることを、詩的に(メタファー的に)「mariage マリアージュ」と言う。例えば視覚芸術ならば、キャンバス上で二つの要素がひとつのまとまった調和した視覚的効果を生むことを「マリアージュ」と言うし、料理・食事関係ならば、たとえば、一緒に食べるfromage フロマージュ(チーズ)とvin ヴァン(ワイン)の味が絶妙に調和した状態を「マリアージュ」と言うし、また、例えば肉料理や魚料理などとフランス流ソースの味がうまくひとつになって調和した味が生まれている時もシェフやお客は「マリアージュ」と表現する。
おまけにフランス人は、それらの調和した組み合わせをまず「mariage de A et B(AとBのマリアージュ)」と表現しておいて、さらにそのあとにわざわざ「ふたつのいのちが、ひとつのいのちになるのです。」などと、詩のような文章まで添えることも多い。
(Wikipedia「マリアージュ」より引用)

リリーが好きなのは、「ふたつのいのちが、ひとつのいのちになるのです。」の部分!
ああ~~美しい~~~美しき詩的表現~~~~と悶絶してしまいます。

……話を戻しましょう。
多分、マリアージュの世界へ到達したと言うよりかは、より酒に対して別の視点から物事を考えられるようになったのかなと思います。美味しい酒を飲んだ!美味しい!すすめたい!とはまた別の、この酒はどういうときに飲んでほしいかな?という視点。
会長は、「美味い酒とは何を飲むかじゃなくて誰と飲むか」とよく言いますが、最近のリリーは、「美味い酒とは食べたいものが瞬時に浮かぶ酒」なのかなと……考えている所存であります。

ただ、リリーはあんまり食に興味がなくて毎日マクドナルドでもニコニコ、なんならそれがいいくらいなので食にも詳しくならないとなーと思います。笑
そうすることで、また日本酒に対しての新たなアップデートがリリー脳内で行われるのでは!と、自分に期待しています(‘◇’)ゞ